保育のキーワード
2004/12 <学びの連続性>
幼児期と学童期以降の「学びの連続性」が話題になっています。ここでいう連続性とは、早く覚えて維持するといった早期教育を勧めるという意味ではありません。むしろ、あそんでいる幼児と授業を受けている学童とが異なる学びをしているように見えても、実は幼児期のあそびが学童期以降の学習の基盤となっているという意味で連続しているのです。
学ぶというと、「繰り返し覚えて記憶する」というように思いがちです。そのため、難しい漢字なども意味がわからないうちから早く覚えて読めることで、学んでいるかのように思われているのです。しかし、このように意味を伴わずに覚えたことは、実は学童期以降の学習にほとんど役だちません。反対に、あそびの中で実際の花や虫などに触れた体験は、その名称はもちろんのこと、そのときのさまざまな感覚とともに記憶に残っていきます。
こうして幼児期の生活やあそびの中で体験した学びこそが、学童期以降の知識や概念を形成するときの基盤となり継続されていくことが、最近の発達心理学によりわかってきています。
●「身体活動」
●「好奇心・探究心」
●「協同活動」
●「生活科」
●「総合学習」
解説=柴崎正行(大妻女子大学教授)
イラスト=タコリトモコ
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