保育のキーワード
2004/12 └総合学習
学びの連続性 > 総合学習
今までの小学校の授業というと、先生がことばで内容を説明し、児童はそれを暗記して覚えるという方法がほとんどでした。しかし、そうやって席に座ってことばだけに頼る抽象的な学びでは、学ぶ楽しさや意欲が失われやすかったのです。それが生活科の登場で、もっと自由にさまざまな身体的・具体的な活動を伴った学びにすれば、小学生以上の子どもたちも意欲的に学ぶようになることがわかりました。
そこで平成10年の学習指導要領の改訂では、小学校3〜6年生と中学生に対して「総合学習」の時間が新設されました。この授業では、健康・情報・福祉・国際理解などの内容について、自分たちで調べたい課題を自由に設定し、グループに分かれてパソコンを使ったり出かけていったりして、具体的に調査し、その内容について言語的理解を深めていきます。いわば生活科の延長版といえるこの総合学習も、幼児期にあそびで蓄積した身体的体験を、みんなで協同して言語活動に置き換え、概念化していく学びであるといえます。
解説=柴崎正行(大妻女子大学教授)
イラスト=タコリトモコ
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