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5月の行事の由来
■皐月(さつき)
早苗(さなえ)を植え付ける月であることからきた名といわれています。ほかに夜が短い季節から「狭夜月(さよつき)」と呼ばれたものが転訛したという説も。
■5/1 メーデー
国際的に行われる労働者の祭典。1886年にアメリカ・シカゴの労働者が労働条件の向上を求めてストやデモを行ったことを記念し1889年に定められ、翌1890年に第1回メーデーが開催されました。日本最初のメーデーは1920年(大正9年)、上野公園で開催されました。
■5/1 八十八夜(はちじゅうはちや)
立春の日から数えて88日目のこと。古くはこの日を境に霜のシーズンが終わり、農家は夏の作物の種付けや苗の植え付けを本格的に始めてもよいという暦の上での目安とされていました。最近では唱歌「茶摘み」で「夏も近づく八十八夜」と歌われた影響で、八十八夜といえば新茶摘みの印象が強くなりました。八十八夜につまれた新茶は、古来より不老長寿の縁起物として珍重されています。
■5/3 憲法記念日
「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」国民の祝日。日本国憲法は1946年(昭和21年)11月3日に公布され、半年後の5月3日から施行されました。前文と11章103条の本文から成り「国民主権」「戦争放棄」「基本的人権の尊重」の3つが柱です。ちなみに公布日の11月3日は、憲法が平和と文化を重視していることから「文化の日」とされています。
■5/5 こどもの日
「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」国民の祝日。子どもの成長を祝う「端午の節句」が5月5日だったことから制定されました。
■5/5 端午の節句(たんごのせっく)
こいのぼりや鎧兜(よろいかぶと)、菖蒲(しょうぶ)を飾り、男の子の成長を祈る行事。また「菖蒲(しょうぶ)の節句」ともいいます。
☆由来・古代中国では5月は物忌みの月といわれ、邪気をはらう行事が行われてきました。日本ではこの邪気払いと武運を大切にする「尚武(しょうぶ)」が結びつき、男の子の厄よけと成長祈願の行事になりました。
☆行事・こいのぼりや鎧兜(よろいかぶと)を飾って祝います。また菖蒲湯(しょうぶゆ)に入り、柏餅(かしわもち)を食べます。
[五月人形・鎧兜]ひな人形と同じく節句の日の1、2週間前に部屋の上座に飾り、節句後1週間以内に片づけます。
[こいのぼり]鯉(こい)はもともと精力の強い魚のため、縁起のよい出世魚と称されていました。中国黄河の上流にある「竜門」という急流を上ることができた鯉は竜になるという伝説にあやかり、こいのぼりを飾り子どもの健やかな成長を祈ります。また「この家の子どもをお守りください」と天に向かって立てた目印という説もあります。
[菖蒲湯]端午の節句は「菖蒲(しょうぶ)の節句」とも言われます。古くから、すがすがしい菖蒲の葉の香りには邪気をはらう力があるといわれてきたため、端午の節句には菖蒲を入れてわかした菖蒲湯に入ります。菖蒲の葉には実際に抗菌作用があり、また冷え性などにも効果があります。
[柏餅]柏餅を端午の節句に食べるのは日本独自の風習です。柏(かしわ)の葉には若葉が出てきてから古い葉が落葉するという特徴があるため、昔から「跡継ぎができるまで親は死なない」、ゆえに「家の後継者が絶えない」縁起のよい木とされてきました。もちの中身は現代ではあずきあんと味噌あんの2種類が定番です。
■5/5 立夏(りっか)
夏の気配が感じられるようになるとされる二十四節気のひとつ。「夏立つ」「夏来る」とも。天文学的には太陽黄経が45度。
■5月第2日曜日 母の日
母の日は1907年、アメリカの少女アンナ・ジャービスが亡き母をしのぶ会で、母親が好きだったカーネーションの花を参加者に配ったことから始まりました。日本では1940年代後半からアメリカにならって5月の第2日曜日に行われるようになりました。以前は母親を亡くした人は白いカーネーションを供えるという決まりがありましたが、最近は色による区別はやめ、赤で統一の傾向にあります。
■5/21 小満(しょうまん)
草木、動物など万物が成長し、そのものの大きさに満ちるころとされる二十四節気のひとつ。天文学的には太陽黄経が60度。
■ゴールデンウィーク(大型連休)
新年度が始まってすぐの大型連休はうれしいものですが、ようやく整ってきた保育のリズムが崩れてしまうのも事実です。連休明けは子どもたちはもちろん保育者自身も、連休気分を引きずったまま本調子になかなか戻れず苦労することになります。しかし連休前のペースに戻るまでには確かに時間がかかりますが、4月のスタート時点まで戻ってしまうわけではありません。焦らず、じっくり、一歩一歩確実に進んでいくためにも、ゴールデンウィークはしっかりリフレッシュしてパワーを貯えておきましょう。
■園行事あれこれ
身体測定、園外保育、保育参観や懇談会など、5月は行事がめじろおし。家庭訪問、保育参観や懇談会は緊張するものですが、保護者とコミュニケーションできるよい機会と考え、万全の準備で当日を迎えましょう。行事の際にたいせつなのは、言い古された言葉ですがやはり「ホウ・レン・ソウ」。保育者同士の「報告」「連絡」「相談」をしっかりとし、行事を成功に導きましょう。
6月の行事の由来
■水無月(みなづき)
水田に水を引き込むことから「水月(みなづき)」「水張月(みずはりづき)」と呼ぶ。または暑さで水が枯れることからとも。
■6/1 衣替え(ころもがえ)
冬の服を夏の服に替える衣替えの習慣は平安時代に宮中行事として始まりました。当時は4月1日と10月1日の年2回で、装束も調度品もすべて替えました。夏の衣替えが6月1日と定められたのは明治以降のこと。
■6/4〜10 歯の衛生週間
今日から10日まで「歯の衛生週間」です。歯の衛生に対する知識の普及、歯の病気の予防、早期治療の徹底を目的として制定されました。正しい歯みがき習慣を子どものうちから身につけるように指導してください。ちなみに6月4日が「ムシの日」と読めることからこの日が「虫歯予防デー」に選ばれたことはあまりにも有名です。
■6/5 芒種(ぼうしゅ)
稲や麦などの穀物の種をまくころとされる二十四節気のひとつ。天文学的には太陽黄経が75度。
■6/10 時の記念日
「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と1920年(大正9年)に制定されました。671年(天智10年)のこの日、日本初の水時計「漏刻(ろうこく)」が時を知らせたという記録が日本書紀に残っています。
■6/10 入梅(にゅうばい)
梅雨の季節に入るころとされる二十四節気のひとつ。立春からちょうど135日目。天文学的には太陽黄経が80度。「梅雨」という呼び方は「梅の実が黄色く熟するころに降る雨」から来ているようです。また、カビがはえやすいころなので「黴雨(ばいう)」という説もあります。
■6月第3日曜日 父の日
「父の日」は5月の「母の日」と対になる日として1910年にアメリカで始められました。アメリカでは白いバラを贈ります。日本では黄色いバラを贈ることになっていますが、母の日のカーネーションほどには浸透していません。園での子どもの生活を参観する機会が少ない父親のために、父の日を選んで保護者参観日を設定している園が多いようです。
■6/21 夏至(げし)
この日から夏とされる二十四節気のひとつ。北半球では太陽がもっとも高く輝き、昼の時間が一年でいちばん長い日にあたります。天文学的には太陽黄経が90度。
■梅雨
雨の続くこの季節、なにより嫌なのがカビ。「梅雨」に「黴(かび)」という字をあて「黴雨(ばいう)」と読ませることもあるほど、カビと雨は切っても切れない関係です。梅雨の時期は清潔が第一。こまめな換気や湿気取りでカビに対抗しましょう。またO-157など食中毒の発生が多いのもこの時期です。「清潔・菌をつけない」「迅速・菌を増やさない」「温度管理・菌を殺す」の3点に気をつけて食中毒を回避するよう心がけましょう。
■プール開き
いよいよ夏も本格化。プールでの水あそびがそろそろ始まります。水あそびを通じて子どもたちを水に慣れさせることはもとより、着替えの指導という点でも保育者にとっても子どもたちにとっても、プール指導はステップアップのポイントです。プール開きの際には、水の中であそぶことへの注意事項を徹底させるため寸劇をするなどくふうを凝らしましょう。
7月の行事の由来
■文月(ふみづき)
七夕(たなばた)に詩歌を書いた文を供えたからとも、稲の穂がふくらむ月という意味の「穂含み月(ほふくみつき)」が変化したものともいわれます。
■7/1 半夏生(はんげしょう)
雑節のひとつ。半夏というドクダミ科の植物がはえるころ。夏至から11日目。天文学的には太陽黄経が100度。
■7/7 七夕(たなばた)
銀河祭、星祭などとも呼ばれます。子どもたちが願いごとを書いた短冊や色紙をつるした七夕飾り(笹飾り)を作って祝います。
☆由来・恋人同士の牽牛(けんぎゅう・彦星のこと)と織女(しょくじょ・織姫のこと)が年に一度7月7日に天の川にかかる橋で会うことができるという中国の伝説が起源の行事。その伝説に日本に古来からあった神の衣装を織るといわれた「棚機女(たなばたつめ)」への信仰や、宮中の女性たちの機織りや裁縫の上達を願う行事が結びつき、今のような形になったと言われます。
☆行事・七夕飾り(笹飾り)を七夕前日の夕方に軒先やベランダに飾り、願いごとをします。七夕飾りは7日の夜には取り外す決まりです。また七夕の日には天の川にちなんだそうめんを食べます。これはもともと中国の習慣にならい麦と米の粉を練って細く伸ばした「索餅(さくべい)」というものを食べていたのが、江戸時代にそうめんに取って代わられたのだとか。
*旧暦7月7日の行事だったため、現在でも月遅れの8月7日に盛大に七夕祭りを行う地方があります。
☆七夕飾りの決まり・笹竹を飾る習慣は奈良時代から始まりました。伝統的な飾りは
1_五色の短冊(願いごとを書きます)
2_紙の着物(着るものに困らないように)
3_巾着(財布)
4_吹き流し(織姫に捧げた糸の代用)
5_くずかご(網を逆さにしたもの)
6_七夕線香
などがあります。そのほか紙で作る代表的な飾りには「投網」や「輪つなぎ」「折り鶴」なども。
■7/7 小暑(しょうしょ)
梅雨(つゆ)明けとともに、本格的な暑さが始まるころとされる二十四節気のひとつ。天文学的には太陽黄経が105度で、このころから夏らしい本格的な暑さ「暑気」に入るとされます。
■7/15 お盆(おぼん)
祖先の霊を供養する仏教行事。月遅れ盆を行う地方もあります。
■7月第3月曜日 海の日
「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国家日本の繁栄を願う」国民の祝日。2002年までは7月20日でしたが、祝日法の改正でハッピーマンデー制度が導入され2003年から7月の第3月曜日になりました。
■7/19 土用の丑の日(どようのうしのひ)
土用は雑節のひとつで、立春、立夏、立秋、立冬の前の各8日間をさします。立秋前の土用のあいだに栄養価の高いウナギを食べて夏バテを防止するならわしがあります。
☆由来・江戸時代、夏のあいだ売り上げ減に悩んでいたウナギ屋に頼まれた蘭学者・平賀源内が「本日土用丑の日」という看板を書いたのが始まりとされています。
■7/22 大暑(たいしょ)
一年で最も暑いとされる二十四節気のひとつ。立秋の前日までの期間。天文学的には太陽黄経が120度で、気温が上昇を続けるころ。
■中元(ちゅうげん)
7月のはじめから15日にかけて世話になっている人に上半期の感謝の気持ちをこめて贈り物をする習慣です。
☆由来・中元はもともとは1月15日の上元、7月15日の中元、10月15日の下元で「三元」と呼ばれる一年の区切りのひとつ。「三元」は道教で人間贖罪(しょくざい)の日として神をまつった日とされています。中元の時期は「お盆」に重なり、先祖の霊をまつるため親族が集まりお供えの品を持ち寄っていたのが中元の始まりです。次第に贈り物だけをやりとりするように変化していき、現在の中元にの形式になりました。
■夏休み開始
夏のいちばん暑い時期に設けられる夏休み。期間は地方によってさまざまです。夏休みに入る前に園児とその保護者に対し夏休み期間の生活習慣の乱れや、水の事故、健康管理などに注意を促す指導を行っておきたいもの。
■暑中見舞い(しょちゅうみまい)
一年でいちばん暑い「大暑」の時期に、訪問したり手紙を出したりして互いの近況や健康を気づかいます。現在では手紙やハガキでのやりとりが主流になっています。暑中見舞いは立秋(8月7日)の前日までに出すのが正式です。それ以降は「残暑見舞い」になります。